庇の効果判断ソフト
「庇判断」は、通常では判断しづらい庇の効果を、窓に当たる日当たり面積率で判断できるソフトです。
「庇判断」は、「省エネ判断」に標準で付属しています。
庇判断とは? | |
庇は、夏に日射を遮蔽し、冬に日射を取り入れることができるため、省エネには非常に効果的な日射遮蔽方法です。 |
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特徴 | |
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簡単な設定 | |
メイン画面 | |
都道府県・市町村名、方位、庇寸法、窓寸法を入力します 都道府県名・市町村を選択すると、自動的に緯度・経度が入力されます。 すべての項目を入力したら、「計算」ボタンをクリックします。 |
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年変化 | |
一年間の窓に当たる日当たり面積率の変化を、グラフで表示します。 時刻を選択することで、選択された時刻の日当たり面積率を表示することができます。 表示したグラフは、印刷したり、グラフや数値をクリップボードすることができます。 |
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日変化 | |
「日変化」タブをクリックすると、1時間ごとの1日の変化をグラフ表示します。 月・日を選択することで、選択された月日の日当たり面積率を表示することができます。 「数値表示」ボタンをクリックすることで、計算結果を数値で表示することができます。 |
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「庇判断」で何がわかるか? | |
実際「庇判断」を使用するとどのようなことがわかるかを計算例で示します。 |
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東京の8月の庇の影響 | |
計算条件 東京 窓(1.2m 1.2m 南向き) 庇の出(0.45m) 庇と窓の距離(0.2m) 14時 | |
左のグラフは、東京の庇の出が0.45mの窓の日当たり面積率を表したグラフです。 気温が一番高くなるのは、8月の上旬から中旬ですが、左のグラフを見ると、この時期には窓の65%に日が当たってしまいますので、あまり効果的な庇とはいえないことがわかります。 これは、太陽高度が一番高いのは夏至になりますが、8月のこの時期はすでに対応高度が低くなってきており、この庇では十分に日差しを遮ることができないことがわかります。 |
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札幌の4月の庇の影響 | |
計算条件 札幌 窓(1.2m 1.2m 南向き) 庇の出(0.65m) 庇と窓の距離(0.15m) 13時 | |
左のグラフは、札幌の庇の出が0.65mの窓の日当たり面積率を表したグラフです。 札幌などの寒冷な地域では、4月はまだ外気温があまり高くなりませんが、太陽高度が高くなってきている時期になりますので、庇で日射が遮られてしまいます。左のグラフを見ると4月は、おおよそ45%程度しか窓に日が当たりませんので、晴れていても室内では寒く感じられ、4月でも暖房をつける可能性があるということがわかります。 |
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このように、庇は設計時に十分検討しなければ、効率的な日射のコントロールができず、省エネではない住宅になる可能性があります。 |
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